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たまうさぎ

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チェーザレ

チェーザレ 3―破壊の創造者 (3) (KCデラックス)
惣領 冬実 / / 講談社
ISBN : 4063722872
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惣領冬実って・・・・私が子供のころ、「りぼん」に恋愛ものを描いていた人よね?
歴史大作描いてるの?!びっくり。




恥ずかしながら私はヨーロッパ史はまるっきり疎くて、でもちょっとだけ興味があって
たまーに本とか借りてみるのですが、知的好奇心の強さに比して
理解力、読解力、忍耐力が弱く、毎回玉砕、全部読めたことがありません。
その世界に入れません。

なんかねー、ファッションが苦手なんですよね。
ぴっちりタイツで街中あるいてんですよあの人たち。
横にロールのついた白いカツラかぶったり。
頭にお花のせてたり。

日本のハゲヅラにちょんまげのがよっぽどかっこいいですよ。
日本人は極力体のラインを出さないようにしてきましたしね。
ヨーロッパ男性の美意識は、きれいなんだけど私にはあわないんですー。

歴史がわかんないおかげで映画なんかを見てても、
なんでスコットランド女王がフランス語??
とか背景がさっぱりで、わかったら面白いだろうなーとカヤの外気分で見ていました。

アテネオリンピックのときね、入場行進でフランスのこと
ガリアっ
って言ったんですよね。
ギリシャではフランスのこと、ガリアっていうのか~。
なんか、なんか・・・聞いたことある、ローマ時代のにおい。歴史を感じました。

とっかかりが欲しかった私。
あったあった、あったよー私にも読めるものが。
大丈夫でした。連れて行ってもらえました。1400年代のピサに。

ボルジア家  マキャベッリ  メディチ家  カノッサ

名前だけは知っていた。名前しかわからなかった人たちのお話に
コロンブスやダヴィンチなどのなんとなくわかる人たちが絡んできて面白いです。
研究者の先生とタッグを組んでガッツリ考証した上で描かれているので
すごく読みごたえがあります。
だからモーニングへの掲載号を見るととびとび・・・。
大変な時間かかってるし、今後何年で終わるのか。
モーニングって偉い雑誌だなあと思います。脱帽。

知らないことづくしで、とても勉強になりました。

イタリアが小さな小国家に分かれていたこと
大学に、各国の人材が学んでいたこと、貴族の子弟だけじゃなかったこと

スペインがイスラム勢力に支配されていた時代が
800年も続いていたということ。
せいぜい200年くらいかと・・・。
そりゃ長いわ~。
バルカン半島みたいに今でもイスラム教徒がたくさん・・・ということにならなかったのは
その後のスペインでの強い弾圧があったのかしらん。

スペインは邪教に支配された腰ぬけだ
との罵りに対してチェーザレ


人種が違おうが信仰が違おうが優れたものは優れているのだ
学んで何が悪い

もともと生まれた場所も肌の色も言語すらも異なるこの世界で
自分たち以外の人間 宗教を排除しようというのが間違っている
混在したこの世界こそが
神が我々に与えた世界なのに―


うーん、かっこいい。

500年たった今ても同じ問題で世界は右往左往していますね。

チェーザレが絶世の美男に描かれているのは要注意。
きっと肖像画見てこけるに違いない。
by kokiti01 | 2008-09-15 13:09 | 読書