たまうさぎ

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大河ドラマ平清盛について雑文1

まとめといきたいところですが、全然まとまりそうもないので雑文です。

キャラ造形が豊かだった清盛です。
これまでの定説では卑怯な振る舞いだったりすることを
裏ではこういうことでしたと、物語を膨らませて新しい解釈を見せてくれた。
藤本有紀さんのまなざしは優しい。(なぜか清盛はその優しさの対象から除外されている)




時忠と頼盛大逆転
「蒼天航路」の董卓級の逆転だー。

時忠

若いときのヤンキー青年時代から面白かった。
うっとおしい若い頃の清盛シーンは時忠の存在により救われていたような気がする。
「盛国ー、今からでも姉上を家盛さまの側室にできんのか?」とか
「あれのどこが光る君でございますか!」「たしかに思っていたお方とは違います」
「でしょ?」
とかもう爆笑。

「平家にあらずんば人にあらず」は
森田剛くんの時忠によって見事にナイーブなセリフに昇華してしまった。

ジャニーズのV6のっていうフィルターが私の目に明らかにかかっている。
ジャニーズのV6のアイドルがこんな汚れてますかと。

髭生えてくると、30代の森田君にかろうじて残っている顔の可愛さが隠れてしまうので、
ただのシワシワのこっすいかんじのおっさんなのである。え?ジャニーズよね?

すれっからしのちっさいおっさんが、心の痛みを押し殺して悪事をひきうける。
その瞳の美しいこと。。
ドラマでまた秀吉をすることがあるならば(まあなんぼでもあるでしょう)
森田剛にやらせて欲しい。ぜったいピッタリ。


頼盛

平家を見捨ててのうのうと生き残った卑怯者キャラだった頼盛は
好きでそうしたのではないとすごく丁寧に描かれた。

叔父が犠牲をはらって自分を守ってくれたことへの負い目から始まり、
(私はこのいきさつはあんまりピンとこなかったのですけどね)
愛する母の遺言が「絶やしては なりませぬ」
嫌悪と不信を抱いていた兄の野望を中年になってからようやく飲み込むことができたのに、
あえて汚名を選んで平氏の家を残す。。

壇ノ浦をあーんなに短くして、頼盛のシーンにめちゃくちゃ時間を割いていたほど、
頼盛はこのドラマで優遇されていました。


忠正

当時の成人男性は寝ているときでも烏帽子を取らない、人に無冠のアタマを見せない。
大人で無冠というのはそれなりの、卑しい身分とされる人たち。という認識でいいんだと思います。
だから保元の乱後に捕縛された忠正おじさんに、長い期間をざんばら髪ですごさせるわけがない。
なぜ忠正はずっと大童だったのか。
それはたぶん、かっこいいから。
スタッフが、好きだったんでしょうね。大童の忠正が。

若い、というかまだ子供の清盛にお前なんかいらんいらん認めないって、
挙句の果てに お前が死ね とか
なんか、、こんなセリフ言う人がかっこいいとかありえないんですけど。

兄を尊敬して支えて支えて、一心に「平氏を守りたい」、無私が一貫していたからでしょうね。
また兄の妻に対する気遣いのセリフが随所にあって
義姉上のこと好きなの?と思ったほどなんだけど、ぎりぎりそのラインに達しない清らかさ。
十代の子じゃなくって脂ののったアラフォーの俳優さんなのに、
そのあたりの色気の抑制ができるってもしかしてすごいことかも。

豊原さんがツイッターに登場したときに、好きなシーンはと質問され
「兄上の昇進がうれしくて踊る」と答えていました。可愛いなあ!
でもカットされたそうです。もったいないー。


そして頼長
脚本も、演技でも大げさに徹底的にやなヤツとして作りながら
ちょこ、ちょこ・・・とはさんでくるんです。
あわれを。
以前も書いたんだけど、しつこくまた書きます。

清盛の型破り歌に対してポカーンとしている皆の中でひとり
「お題は春ぞ!」ってお題に固執して言い続けてたり。つっこみどころが間違い。

言葉の意味を言葉通りにしかとらえられないとことか。
頼長が帝を呪詛したという「風聞を流したのはそなた自身じゃ」って父上に言われて
「なにを仰せですっ」
って、必死に反論するし。父上そんなこと言ってるんとちゃうやん。

本なんかを戦場に大量に持って逃げて、
それを拾い集めてるときに矢が刺さるという象徴的なシーン。
戦術において、頼長の勉強してきたことは全く役に立たなかったとわかったばかりなのに
まだお勉強なのかよみたいな。
そのしがみつき感がもうっ(ToT)

ほんっとに性格悪いんだけど、なにか可愛くて全く憎めなかった。
見た目のうつくしさが大きく作用していたのもある。

父上に拒否されてハラハラと流した涙が可哀想でたまらなかったー。
イジワルさとピュアさが際立っていた頼長でしたね。

家盛に「実はお前なんか本当は利用してやっただけだもんね」
とか家盛まだ棟梁になってないのに何言うてんねん!金ひっぱられへんやん!と、
その設定には全く納得できなかったんだけど
そのピュアさのなせるワザだったのか。。


置き眉萌えという新たな扉を開いてくれた悪左府さまに感謝を。

ノリキヨを尋問中
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by kokiti01 | 2013-01-07 16:53 | 映画・ドラマ