なんかね~。
先週あんだけ恐ろしい緊張感を強いられたんで、
今週のおとぎ的な源氏勃興譚にはキモチが乗れませんでした。
ぞくぞくどころか、ワクワクもほっこりもなんにもしませんでした。
私、義経とかどうでもいいんです~。
会議で何も発言できない宗盛なんです。
目が挙動不審です。
意見が言えないんです。こわすぎて。
意見がないのかもしれない。
(最近宗盛に感情移入が著しい私。)
そこで小器用そうな重衡が
「また無理な遷都で財をなげうてば周囲から不満が」
(“財をなげうつ”じゃなく税を徴収するでしょう\(・ω・)
「ここでやめたらこれまでの既得権益や面子が水の泡になるのだぞ!」
官僚化する清盛。
ダム建設は誰にもとめることができない。
なんか盛国の表情が冷たいような気がするんですけど・・・。
もう滅ぶ覚悟が出来てしまったんでしょうか。
戦の才能ゼロの惟盛に煮え湯を飲まされた忠清が、清盛に命を賭して苦言。
しかし、小松家に仕えていたのは忠清。
ぼっちゃんたち歌とダンスの稽古で忙しくて、教えても教えてもムダだったのかしら。
でも出陣の日付なんかにこだわらなかったのは惟盛が、正しい。
「惟盛さまは、まごうことなき、平家のおのこにござります。戦というものをご存知なく、出陣には吉凶の日取りも選ばず、兵の進退も心得ず、陣中に遊び女をいれ、水鳥の羽音におびえ戦場から逃げる。それこそが、まごうことなき平家のおのこの姿にござります。とのは、保元の戦、平治の戦を勝ち抜いてこられました。武士の世を夢見て、財を投げ打ち、公卿方、法皇さまと渡り合い、一門を公卿の家柄まで引き上げられました。音戸の瀬戸を広げ、大和田の泊を整え、宋との交易をなされました。厳島の社を新たにし、横へ横へと広がる世を目指されました。ご息女を入内させ、おん孫君を帝となされました。そして、その帝を頂く新しき国を福原に作ろうとなされてます」
「なんじゃその長台詞は・・・?」
「殿、平家はもはや、部門ではござりませぬ。とのご自身が、もはや、武士ではござりませぬ。殿が目指した武士の世は、武士のままでは作れぬものにござりました。」
自ら忠清を成敗しようとした清盛が、宋剣をとる。
全く貝になっていた宗盛が父上を止めようとした!
泣きながら。
やったぞ宗盛!止められてなかったけどな。
(重盛なら割って入ったでしょうね)
ひとりですっころんで忠清を成敗することが出来なかった清盛。
大事な大事な宋剣が、サビサビにさび付いていました。
中井貴一の霊力はもう去っていたのですね。。