たまうさぎ

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頼朝挙兵

やめよーー!!

ついに盛国が大声を。
声は家臣たちに向けて発せられてますが、心は清盛に向けられた大喝。
上川くん、やっぱりかっこいいですなあ。
でも盛国、あんたが悪いんだからね~。
殿がこうなったのは。今までずーーっとずーーーっと
何十年もほったらかしといたあんたの責任なんだからね~。
(片倉小十郎@独眼流正宗がどんなに口やかましかったことかっ!)




しかしなんて長いシーンなんでしょう。
緊張感が舞台並み、というか、以上かも。
見てて息が苦しい・・・。

残酷の極致に転がり落ちる帝王。
食べても食べても美味しくなくて、いつも飢餓感にさいなまれる怪物。
一族を踏みにじる。公卿たちも踏みにじる。
それで自分の強さを確認したいんだけど満たされない。
挙句の果てに、とるに足らない白拍子まで踏みにじらずにいられない。

ゴヤの「わが子を喰らうサトゥルヌス」あんな顔になってたよ。

こんな醜い世の中、アタシの美意識は耐えられない!と西行に怒られちゃって。
盛国にも頼盛にも非難がましい目で見られて。
行き場がない清盛の心は、苦しみすぎて体ごと邸内を彷徨い歩く。
それを解放してくれたのは忠清の「頼朝挙兵」の報。

清盛は、怒鳴るのかと思った。わーーーっと咆哮するんだと思った。
でも聴こえたのはひ~、みたいな、きいいいみたいな、小さくて高い声だった。

あのか細い高ーい泣き声は、松山ケンイチ発案の演技なんだろうか。
すごく、怖かった。
すごく、かわいそうだった。
宋剣を抱いて泣く姿は、父上にすがっているように見えました。


マスコミに、まったく中身の解説や分析をせず、視聴率低い低いとそればかりを話題にして、
NHKや主演俳優をプっと嗤っているような、揶揄している記事が多いんだけど、、
お前、絶対見てねーだろ!その記事アタマ悪すぎだぞ!

たまにとんでも回もあるけど、
いいもの見せてもらったな~という会心の出来のときもあるのです。
見るものにぶつかってくる演技、心がざわざわして落ち着かなくなるような演技、
それを見た私は本気でその役者を尊敬するのです。
そのカタルシスったらもー気持ちいいなんてもんじゃない!
それこそ、「ぞくぞくするのー」です。

とんでも表現と会心の演技が融合したのが、
鳥羽ちゃんの「朕を、射てみよ~」シーンでした。
えええ~っ?!と思いつつ感動させられました。

ドラマでそんな体験するなんて、滅多にない。めちゃくちゃ稀有なことなんですから。


頼朝、いままでキレーキレーなお顔でしたが、急に男っぽい、骨太な表情になってかっこいいっす。
仇でありながら、畏怖を感じていた清盛の政に大ガッカリさせられたことへの怒り。
頼朝は清盛の志の高さを信じていたのね。
そして清盛の志の後継は頼朝。。(で、最終的に北条家へ。政子、すごい女。)

しかし「討ち取れ!狙うは山木兼隆の首じゃ!」という下知はイマイチ。
やっぱ都びとね。
平治の乱の重盛のがずっと良かった。(重盛の怒鳴り声フェチ)
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by kokiti01 | 2012-11-26 01:31 | 映画・ドラマ