たまうさぎ

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頼長幕

先週、予告編を見て國村隼さんが鸚鵡らしきものを抱えて
我が子よ~っと泣き叫んでおられるのを見て、

鸚鵡がパタパタと飛んでくるんかな
で、チチウエとか言ってパパ泣いちゃうのかな?
まーさかっ
そんなベタな


誰かが鸚鵡を届けにくるのよねきっと。鸚鵡落ちてました。って。

といやな予感を打ち消してたんだけど、
やっちまったよベっタベタをえぬえちけー!






頼長が負傷する場面は、保元物語と違っています。
保元物語では、馬に乗せられて後ろから人に抱えられて逃げるところでなんだけど、
ドラマでは輿から落ちた本を必死で拾っていて射られるのです。

頼長は大変な蔵書家だったそうで、書庫を自ら設計して壁の素材まで考案して完璧なものを作り上げたとか。

普通に馬上で矢が刺さってもいいのに、わざわざ本を拾わせた。
そのために命を落とした。
本が何より大事、というか拠り所である。
ことを表現したシーンなんでしょうね。

ちょっと角度が気になったんですけどね。
あんな狭い道で、真横からって。。かなりの至近距離から狙い撃ちですか?

脚本の藤本美紀さん、いろいろ悪口言われてますが
頼長のこと、実物より単純に悪役に仕立てましたが、(それはしょうがない)
人物を咀嚼して細かいところまでキャラクターづけをする能力に長けている。

父上があんなにも頼長押しだったのは、頼長が日本第一の大学生(だいがくしょう)と謳われるほど秀才だったから。
頼長は父上に認めてもらいたくて、ひたすら勉学に励んできた。
頼長の存在意義は書物の上にあるのだー。

帝を呪ったという噂をたてられて、
「風聞をたてたのはそなた自身じゃ」と父上に言われ
「なにをおおせですっ」って。
私この場面、涙でそうでした。

父上何言ってんの?自分で?そんな風聞立てるわけないじゃないって。

比ゆ的表現が苦手。

人の心の中とか、言葉の裏とか、妬心や欲望からくるねじくれた反応とか
全く理解できない。
という性格をこのみじかーいワンシーンで表したのだと思います。
他に
「一人だけ「お題は春ぞ」ってずっと固執して怒ってるのが面白かった」(マツケン談)とか。

脇役の魅力がきらきらと輝いているのは、
役者さんたちのプロフェッショナルな演技もさることながら
この性格づけの巧みさが際立ってるからと思われます。

「平清盛」は面白い回とそうでない回の落差が激しくて、いったいなんじゃと思ってたけど
なんとなく理由がわかってきたような。

たぶん・・・
今年の大河はドロドロオッケーだけど、脇役限定ね。
主役だけはきちんとスイーツ継承してよ
という上層部からの強い要望があり

出来るかーっ、
キヨモリこんなんなってまうでーええんやなー私はしらんでー

という脚本家の反抗心なのではないか?と疑ったりして。
(「利家とまつ」以降の、主人公いい子いい子路線大河はスイーツ大河と呼ばれているそうです)


嗚呼、、濃いーメンバーがほぼいなくなってしまった。
あとは新しい麿たちの活躍を期待しています。
虎之助さんの妖しい笑みとか吉沢くんの冷たい視線とかなかなかいいよー。
そして松田後白河がどこまで狂えるか。
問題の平氏パートはキヨモリ最近中学を卒業したみたいなんで、前よりはマシになるはず。
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by kokiti01 | 2012-06-04 00:32 | 映画・ドラマ